ライカ アポ・ズミクロンSL f2.0/75mm ASPH.

イカ アポ・ズミクロンSL f2.0/75mm ASPH.
お約束のレンズ 遅まきながら先日入手いたしました。

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使い勝手の良い望遠レンズとか、汎用性の高い中望遠レンズと言われてますが、まさにその通り!
まだ余り使っていないが、ライカ ズミルックスSL f1.4/50mm ASPH. よりこちらのほうが出番は多くなりそうな予感。
75mmか90mmどちらにするか、とても迷ったが、決め手は最短撮影距離0.5 mだった。
最短撮影距離0.5mは中望遠レンズとしては短く、最大撮影倍率が1:5ですから、若干ですがマクロ的な使い方が出来ます。
Summilux SL 50mmの最短撮影距離が60センチとやや長めで、悔しい思いをしているので、ここは外せません。
レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む9群11枚となっており、レンズの大半部分に異常部分分散ガラスが採用されています。アポクロマート補正を施すことで色収差を低減しています。

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同時発売されているAPO-SUMMICRON-SL F2/90mm ASPH.とはサイズや外観から9群11枚という構成枚数やレンズエレメントの配置まで、とても似通っています。其々の取扱説明書からレンズ構成の比較画像を作ってみました。左が75mmで右が90mmです。レンズエレメントの厚みや径などは微妙に違っているのでしょうが、光学的な基本設計は同じだと言うことがよく解ります。レンズフードも共通で、フィルターサイズも同じE67です。まさに双子レンズ。75mmは重量が720gとわずかに20g重い。

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75mmと言う焦点距離は既存のズームレンズの焦点距離範囲内のレンズですが、単焦点として独立させた意味はあると思います。特に、DSD(Dual Synchro Drive)と言う2個のステッピングモータを組み込んだAFスピードは十分に速いと感じます。
SLのズームレンズ・バリエル24~90mm / 90~280mmシリーズやズミルックスSL f1.4/50mm ASPHのレンズフードは大型でとても嵩張りますが、75mmはフードの形状もレンズに合わせてとてもスリムなので逆付けしても嵩張りませんからとてもスマートでカメラバッグへの収納も楽です。ライカRのレンズはレンズフードが小型もしくはレンズ組み込み型でとても扱いやすかったのですが…..

イカレンズ75mmと言うとMマウントのアポズミクロンシリーズが有名ですが、ライカにおける75mmレンズは1980年にSUMMILUX-M F1.4/75mmが登場し、25年間作られ続けていましたが2005年に製造終了し、後継として現行型APO-SUMMICRON-M F2/75mm ASPH.が誕生したわけです。
当然SL 75mmと性能比較をしたくなりますが、明快な答えが出ております。以下抜粋引用です。

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2018年1月26日に行われたライカ『アポズミクロン SL75mm F2.0 ASPH.』と『アポズミクロン SL90mm F2.0 ASPH.』の製品説明会で、来日したライカAG・プロフェッショナルシステムのプロダクトマネージメント長Stephan Schulz氏は、
「日本では、Mマウントのアポズミクロンシリーズなどのほうが画質が高い、という人と、SLレンズ群のほうが画質が高いという人が論争を起こしていたりなんかしますが…。」と言う質問に対して
Schulz氏「それはSLとMのレンズのファクトシートを見ていただければわかる通りなんですが(笑)。当然SLのほうがサイズ制限もなくまたハイテク機能も使えるために高性能です。しかしもちろんこれはMマウントレンズが性能が低いというわけではありません。あの大きさとフルマニュアルという制約の中で最高に素晴らしい画質を出しています。SLマウントレンズとは全く大きさが違いますから。」
と答えています。
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僕の手持ちの同焦点域のレンズと言うと
Apochromat KINOPTIK 75mm f2.0 R-MountとVoigtlander Heliar Classic 75mm F1.8があるが、Voigtlander はさて置き、Apochromat KINOPTIK 75mm f2.0とは是非比較してみたいものである。

さて肝心のライカ アポ・ズミクロンSL f2.0/75mm ASPH.の描写についいてですが、ピントが合っている部分のコントラストが前景や背景よりもかなり強く際立つので、とても奥行き感のある描写が得られます。それは立体感のあるボケを伴った密度の高い繊細で緻密な写りです。
肌、布、金属などそれぞれが持つ温度や湿度、柔らかさや硬さまでもこのレンズは再現してくれます。
低光量でもハイコントラストでクリアな透明感が出せるのは最新のライカSLレンズの超高性能な光学系だからでしょう。

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スポット測光 ISO100 ・ 1/320s ( f/2.0 ) 露出補正-3/10EV

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分割測光 ISO50 ・ 1/100s ( f/2.0 )

 

 

ザ・プリンス箱根芦ノ湖

恒例の箱根に家族と出かけてきた。 今回はザ・プリンス箱根芦ノ湖(昔は箱根プリンスホテルと言っていました。) 、プリンスホテルと言えば堤義明さんですが
もう80を超えていらっしゃるでしょう。最近は表舞台に出てこられませんね。
なんだかザ・プリンス箱根芦ノ湖は開業40周年ということらしいが、アタシには関係なくて
息子夫婦と僕と、僕の母親の誕生日が9月に集中しているので、纏めてお泊りお誕生会でも開こうかと言う案配です。

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ザ・プリンス箱根芦ノ湖は日本モダニズム建築の巨匠 牧野藤吾氏の設計だそうです。
やはりちょっとね 古すぎてね昔の重厚長大偏重と言うか、客室から大浴場まで遠すぎて高齢の母親が泊まるには車椅子が要りますです。ハイ
そこら辺は知っていて出かけましたので、問題ではありません。

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食事はなだ万が入っているので、とても楽しめました。香港在住のときはカオルーンサイドのなだ万によく行きました。日本でホテルリゾートに入っているなだ万は、こことシャングリラ東京くらいだったと思います。泊まりですから車の運転を気にしないで、思う存分に呑めます。...(^^;;
今回は松茸づくしということで…少し早めの秋の味覚を堪能しました。

今年の夏は連続して台風がやってくるので、週末のお天気も気を抜けないのですが、台風24号の合間を縫って出かけてきました。箱根は往復の時間が読めるのが嬉しいですね。
芦ノ湖の周辺の施設は国慶節の連休を利用して来日した中国人観光客で溢れかえっておりましたが、ザ・プリンス箱根芦ノ湖は閑散としていました。
台風の影響もあるのかもしれませんが…朝食はル・トリアノンでしたがあの広いスペースに私と同じ年齢の夫婦が3〜4組ほどでした。

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一つだけ残念なことは富士山の見える部屋を予約したのですが、生憎の天気で…仕方ありませんね。
台風 良くも有り悪くも有り。

 

Leica Elmarit-TL 18 f/2.8 ASPH
Leica Apo-Macro-Elmarit-TL 60 mm f/2.8 ASPH 作例で撮った作例
The Prince Hakone Lake Ashinoko をWebにアップしましたので御覧ください。

こちらから入れます。
HTMLバージョンは撮影データを見ることが出来ます。

FLASHバージョンはこちら

Panasonic LUMIX press conference at Photokina 2018

Panasonic LUMIX press conference at Photokina 2018
遂に発表となりました。
大筋は先にblogに書いた内容そのままです。
詳しいスペック等はいずれ発表になるでしょうが、概略
デュアルIS対応のボディ内手ブレ補正、XQDとSDのデュアルカードスロット、4K60Pの動画、3軸可動式液晶
フルスペックですね。 

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イカパナソニック・シグマの戦略的「Lマウントアライアンス」

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協業 Lマウント Q&A (ほぼ推測通りでした)

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ライカとパナソニック、シグマの3社が、フルサイズミラーレスシステムカメラの開発で協業する。

実にセンセーショナルな情報が43rumorsから発信されました。 ほぼ100%確実な様子です。

Panasonicが初めてデジタルレンズ交換式カメラを発表したのが2006年6月21日
同社初のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラLUMIX DMC-L1」を7月22日に発売すると発表した。独ライカと共同開発した専用ズームレンズとのセットで販売されました。
デジタル一眼専用ズームレンズ「ライカ D VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)」焦点距離は35ミリフィルム換算で28-100mm、F値は2.8-3.5でした。
レンズマウントにはデジタル一眼レフのオープン規格「フォーサーズシステム」が採用されました。
同規格に参画するオリンパスが販売している交換レンズ14本とシグマが発売予定の交換レンズ8本も利用できたわけです。

パナソニックルミックスDMC-L1 (Panasonic Lumix DMC-L1) は、パナソニックオリンパスが共同開発したフォーサーズシステムのデジタル一眼レフカメラでした。当時のパナソニックにはレンズ交換式一眼レフの技術はありませんでした。

イカ DIGILUX 3は、ライカパナソニックと共同で開発を行った、パナソニックルミックスDMC-L1のライカブランド版でした。

パナソニックが一眼レフ市場に進出するに当たり、フォーサーズ・システムを採用することにより、オリンパスとの共同作業が行われ、同時にレンズ、画像エンジンに関しては、ライカとの共同作業を行うことによって完成しました。
パナソニックとライカの共同作業は、LC5 / Digilux 1で始まり、LC1 / Digilux 2、そして今回初めてのレンズ交換式の一眼レフとしてDigilux 3が登場した。

これらは2006年の出来事ですが、それから10年の歳月が流れ
2015年11月 遂にライカからフルサイズミラーレスカメラ 「ライカSL」が発売となりました。

 

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そして冒頭に記したように2018年9月25日にパナソニックからライカのL-Bayonetマウントを搭載しているフルサイズミラーレス一眼が発表される。
シグマはLマウントレンズをパナソニックに供給。
更にシグマからもLマウントボディ 当然自社Lマウントレンズの可能性もあるでしょう。

シグマとライカの関係はライカREに併せて供給されたVario-Elmar-R 28-70mm/f3.5-4.5で1990年まで遡ります。

ここまで読んで頂いて気付く人はいると思うが、今回のライカPanasonic・シグマによるライカLマウント統合路線は、今に始まったことではなく
すでに12年の歳月が流れる中で、培われて来たものだという事です。

センセーショナルだったのは、パナソニックが今までのマイクロフォーサーズからフルサイズミラーレスにシフトした事。
2004年頃からオリンパスと協業してレンズ交換式デジタル一眼レフカメラLUMIX DMC-L1」を開発し2018年にLUMIX G9 PROと言うハイエンドモデルを発売することで、パナソニックマイクロフォーサーズマウントは完成したと考えます。

やるならば一流のカメラメーカーと呼ばれたい。と当時の開発陣は語っている。フルサイズレンズマウント資産とノウハウとをライカとシグマと言うレンズ専業メーカーに供給を求めるのは自然な流れだったのでしょう。フルサイズミラーレスに乗り遅れたカメラメーカーは淘汰されてゆく時代がやってくるのかもしれません。 
Panasonicの強みはセンサーからメディアまでがすべて自社デバイスで調達できることです。これはライカとの関係で大きなアドバンテージに成ります。

シグマはArtレンズを含め高品質レンズにシフトしているので以前のようなチープな印象は薄れてきている。ライカ品質を担保することで更に企業イメージが上がる。
シグマもLマウントボディを出すようだが、同じマウントのライカTLを考えると素子はAPSーCに成るのかもしれない。

 

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今までライカレンジファインダーのMが主流で、Rシステムは陽の目を浴びてきませんでした。それはライカにはAFを含めた電子技術の基盤が無かったからです。Rシステムはデジタルモジュールまで進化しましたが、レンズシステムはマニュアルで終止しました。

現代の電子技術は自動車のEV化と同じ様にモジュール化が進み、それらを組み合わせることで、高性能なデジタルカメラを生産できるようになりました。
フルサイズミラーレスの時代はライカにとって大きな転機だといえます。
逆に考えれば、レンズ光学に特化してブランドの差別化を行ってきたから、今のチャンスがやってきたとも言えます。
イカの監修によるブランドビジネスは携帯電話ファーウェイの「P20 Pro」でライカと共同開発したトリプルレンズカメラやAIプロセッサーを搭載しています。

イカSLでシステム構築している自分にとって悩ましくもあり嬉しいのは、レンズの選択肢が増えることです。特にTL2に使えるようなレンズが出てくることを期待してしまいます。
後はボディ内手ブレ補正搭載で4K60p、50MP近い高解像度センサー採用のプロレベルのフルサイズLマウントカメラがPanasonicから出るとなれば、心穏やかではありません。
それらは次期ライカSLにも採用されてゆくでしょう。

 

久しぶりのフレンチ

久しぶりにビストロ ラ・ターシュ・ド・ルージュ (Lâ Tache de Rouge)さんにお邪魔して、晩御飯を食べた。
前回はお昼に貸し切りで、堪能させていただいたのだが早いもので
かれこれ半年ぶりの訪問でした。
ラ・ターシュ・ド・ルージュさんは気軽に入れる家庭的なフレンチのお店
実はシェフの堀江さんとの出会いは川崎北部市場に買い物に行った時に仲卸の人に「美味しいフレンチのお店やってらっしゃいますよ」と紹介されてから、家族で出かけるようになりました。

堀江シェフの食材・素材に対しての拘りは調理の仕方にとても良く出ていて、旬の食材をその季節で楽しめます。


今回頂いたのは

ニース風サラダ

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豊後水道シマアジのマリネ レモンとバジルと大葉のソース
関サバ・関アジが有名なように豊後水道の天然シマアジが美味しくない訳が無い。脂の乗りといい、甘みもあって食感はコリッとしています。
魚好きにはたまりません。

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新潟県産 天然岩牡蠣 これが絶品でした。
岩牡蠣は夏が旬です。6月から9月までの三ヶ月間が水揚げの期間で時間をかけて成長するために殻と身が非常に大きく育ちます。
岩牡蠣は水揚げしても一週間くらいは活きているので、僕の子供の頃は魚屋の店先に山の様に積んで売っていたのが記憶に残っています。
あまり大きいものはちょっとグロテスクになりますが、今回頂いた少々小粒(と言っても真牡蠣より二回りくらいボリュームがあります。)なものは、プリッとした食感とクリーミーかつジューシーでした。僕がいままで、食べた岩牡蠣の中で最高かもしれない。

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ムール貝の白ワイン蒸し...食べるのに忙しくて、写真撮るの忘れました...(^^;;;
フランスパンをスープに浸して堪能しました。

オーストラリア産 骨付き子羊香草パン粉焼き
いつもお願いする主菜のお料理です。 僕も嫁も羊好きなんですよ(笑)
限りなくミディアム・レアな焼き加減で、ソースは甘くないタイプ 美味しかったです。

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あと
デザートを少々

 

料理の写真は全てLeica TL2とElmarit -TL 2.8/18 ASPHで撮ってます。
最近現像を少し暗めに仕上げてます。

Leica Elmarit-TL 18 f/2.8 ASPH

Leica Apo-Macro-Elmarit-TL 60 mm f/2.8 ASPH 作例で撮った作例

Leica TL2 Snap 2018 Sep をWebにアップしましたので御覧ください。

こちらから入れます。

HTMLバージョンは撮影データを見ることが出来ます。

FLASHバージョンはこちら

もうしつこいねって言うくらいTL2ネタなんですけれど….

もうしつこいねって言うくらいTL2ネタなんですけれど….
スミマセン 嵌ってます。
ひょっとするとライカM(Typ240)より良いかもしれないなんて思ったりして

いや 
最近はMもあまり使っていないから、記憶が薄くなってるのかもしれませんが、本当にTL2にヤラれちゃってるんんですよね。 
Mは物テキに愛でる楽しみがあって、首から下げてるだけで満足していたりするんですけれど、TL2の物的な塊感も負けず劣らずです。

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このTL2は良いですわ 愛でることもできるし 何より AFだし レンズ交換だし 
「使えるカメラなんですよ」って事を実感しました。 
現行カメラなんだからあたりまえだろって言われそうな..アホなこと書いてますけれど

それに気付いたのは、今までの自分なりに構築してきたデジタルカメラとのお付き合い方法と言うか、お作法を捨てた時にわかりました。

オートISOの設定 : 低感度設定にこだわるのを止める→ノイズ耐性が高いから、思いっきり高感度ISO25000まで使う。
露出 測光 : Spotに拘らない→Multi-fieldをメインに使う。

オートISOの設定とSpot測光 

この2点に拘らなく成ってたときから、僕にとってTL2は快適なライカに生まれ変わりました。
今までこのBlogにウダウダと書いてきたことを「ぜぇ〜んぶ」捨て去りたい。
ああぁ 恥ずかしい。

イカT(Typ701)は2014年に発売され、ライカTを店頭で触った時に、 あ〜このモデルは短命で終わるなと思った。
しかし Leica Camera AGは諦めていなかったようで、その後2016年にライカTLとしてバージョンUP 
そして2017年6月にTL2 が発売に成った。同年12月にファンダーを搭載したLeica CL発売

レンズラインナップはズームレンズが35mm判換算で約17mm~200mmまでカバーする3本 単焦点は18mm :23mm : 35mm : 60mmの4本

今回使い始めて、ライカAPSC TLマウントのレンズはとても優秀なことがわかった。

イカはTLレンズで初めてAPS-Cフォーマット用レンズを作りましたが、その時にPeter Karbeと光学設計者チームは解像性能の基準について研究しました。当時はそのカメラのカテゴリー(システムカメラか、コンパクトカメラか)によって撮影画像の拡大率を想定しながら性能検討していましたが、同じシステムカメラでも35mmフルサイズとAPS-Cでは拡大率が違ってくるので、35mmフルサイズの40本ペア(1インチあたり1,000ライン)より厳しい60ライン/(1,500ライン/インチ)を基準にしたとアナウンスされています。

この高解像度TLレンズのおかげでTL2で撮った画像は時折中判カメラの様な解像度を魅せます。
これは本当に興味深い事です。

イカTL2は今までの写真を撮るための、様々な知識が無くても簡単に撮れます。多分iPhoneで撮るのと同じ様に

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Leica Elmarit-TL 18 f/2.8 ASPH
Leica Apo-Macro-Elmarit-TL 60 mm f/2.8 ASPH 作例で撮った作例
Union Oyster House, Boston, MA, 2018 をWebにアップしましたので御覧ください。

こちらから入れます。
HTMLとFLASHバージョンの二種類UPしてますが、HTMLバージョンは撮影データを見ることが出来ます。

鮨について、

江戸前の鮨って何?

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握りずしは江戸時代後期の文化・文政年間(1804~1829年)に出現したと言われております。
僕の理解では、江戸前ずし 東京鮨 いわゆる握り寿司の事
江戸前鮨は煮蛤、こはだ、煮穴子、まぐろのづけ 玉子焼きとネタに「仕事」がしてあり、特にマグロにこだわりがある。

江戸前」という言葉にはふたつの意味があります。ひとつは江戸の前、つまり現在の東京湾の魚介類を使う。
車海老、穴子、蝦蛄(しゃこ)、蛸(たこ)、蛤(はまぐり)、赤貝…

もうひとつは、「江戸前」の「仕事」という意味です。江戸時代に鮨は始まったようですが、昔と言っても昭和初期の頃まで近代的な保冷設備と保冷輸送手段が確立していませんでした。新鮮な魚介類も、時間の経過とともに鮮度が落ちて、品質が悪くなってしまいました。そこで、魚介類が新鮮なうちに「仕事」を施し、生よりも旨味を凝縮させ、保存に適した状態に仕上げる工夫が開発されました。江戸前鮨の「仕事」で代表的なのが「塩や酢で締める」「蒸す・煮る」「タレに漬け込む」といった技法です。

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江戸前の鮨で有名な握りの一つ煮蛤があります。蛤の美味しい季節は採れる地域で異なるが、産卵前の身が肥えた頃が一番で、中には卵を抱えたのも有るので、そうなると最高に楽しめる。昔から桑名の「焼き蛤」で有名な桑名 伊勢志摩の物は5月頃が良いようだ。
東京近郊の市場に出かけてみると、蛤は年中出ているが、茨木や千葉県産のものが多いようだ。千葉の蛤の旬は6〜7月頃らしい。蛤は大きいものは焼き蛤が良いのだろうが、柔らかくふっくりとした食感と、旨味のある出汁が味わえるので、僕はお椀に丁度二個入るくらいのサイズを求めてお吸い物に仕立てるのが好きだ。

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江戸前鮨は江戸っ子の気質である“初物好き”にも関係がある。食べ物は四里四方の旬のものを食べる。
特に“初物を食うと七十五日長生きする”といい、初鰹、なすび、白魚などの走り物が熱狂的に好まれた。
江戸前寿司を代表するネタのひとつであるコハダですが、出世魚としてシンコ・コハダ・ナカズミ・コノシロと名前を変えて成長していきます。
シンコは6月頃から出始めますが、すぐに大きく成長してしまうので、気をつけていないと食べそこねてしまう。指の先ほどの大きさのシンコを握り一貫に2~3枚つけるのが一般的だ。走りのシンコは値段も張るし、何よりも仕込みに手間がかかる訳だが、皮目も柔らかくふっくらとして旨味もある。何より鮨の姿が綺麗だ。
シンコに目のない僕はこの頃はカウンターに座るといの一番にシンコが在るかと尋ねる。あれば二貫握ってもらって、美味しければ後でまた追加する。

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僕は金沢の生まれだけれど、子供の頃の鮨の記憶は、お正月とか、祝いの席での押し寿司が記憶に残っていて、握り鮨の記憶はあまり無い。当時(昭和30年代)は魚屋がリヤカーを引きながら「魚いらんかいえ〜」と言いながら売りに来るのですが、今では有名な甘エビでさえ、生で食べることはなくて、甘じょっぱく煮付けにしていました。子供でしたから甘いのが好きだったんでしょうね。電気冷蔵庫は丁度昭和30年代を境に普及しましたけど、当時我が家には電気冷蔵庫は無かったな。夏場は氷屋が運んできた氷を入れる冷蔵箱を使っていたような気がする。
最近は北陸の地魚を握った鮨屋が繁盛しているようですが、たぶん金沢は鮨の食文化で言えば関西の鮨に成るのではないでしょうか? 

関西の鮨屋は大阪の北新地で、飲んだ後によく行った 庶民的な「すし処おとわ」と ちょっと割烹料理系の「鮨なか川」がある。関西の鮨は新鮮な素材に対してのこだわりが強いのと、近場に瀬戸内の漁場が有るので、美味しい白身魚が多い。必然的に鮨ネタも白身魚系が多い。例えば高知で「のれそれ」、大阪など関西で「べらた」と呼ばれている透き通ってベラベラしたマアナゴの稚魚これが鮮度が命でとても美味しいが一日経つと全く美味しくない。富山のシロエビと同じですね。

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で、本当の江戸前の鮨って一体どうなんだろう?と興味が湧くわけでございまして、
東京には有名な「すきやばし 次郎」とか「鮨 かねさか」なんてのが在るわけですが、とても恐ろしくておいそれと出かけるわけにはゆきません。
でもね とうとう見つけました
あの池波正太郎が通った新富鮨総本店親方の最後の継承者がやられているお店、一旦握るのを止められたのですが、娘さんが始めたアイスクリーム屋さんを改装して
小さなお鮨屋さんを始められていました。お邪魔して、おまかせで握って頂いて、軽くビールも頂いて堪能させていただきました。
凄かった!何が凄いのって、握り方が凄い。 
米粒が口の中でハラリと解けてゆく。食べるのが惜しいくらいにきれいに握られた鮨
カステラのようにフンワリとした江戸前の玉子焼。
丁度カウンターの横に座らせていただいたので、仕事をしている手元を見ながら、楽しんで食べさせていただいたのですが、本当に軽やかな手さばきで感心しました。
贅沢なひと時でした。
気がついたのですが、客筋がとても良いお店でした。 ….でしたと過去形で書いたのは
残念ながら、最近は体を壊されたそうで、お店はお休みと成ってしまいました。

もっと残念なのは、もう少し足繁く通って、仲良くなってから仕事の写真を撮らせて頂きたかった。 
いくら無粋な僕でも最初から、カメラを持って行く勇気はございません。